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恋愛ごっこ(初めての告白)

それは、中学2年の秋だった
部活で帰宅が夕方暗くなるころ民家の少ない畑に囲まれた農道を
いつもは同じ部活の友達と帰るところ独りで歩いていると
後ろから自転車でR君がやってきた。R君も今日は独り普段は2.3人でレーサーのごとく
走り去って行くのに・・・。
「あ~っ自転車いけないんだぁ」
自転車通学圏外のR君は「見つからなきゃいいんだ」って言いながら自転車から降りた。
「しかも、通学用自転車じゃないしっ」私はR君との間にある自転車のサドルを2回たたいた。
R君はR自転車に乗っていて登下校の走行タイムをいつも計っていて
早く走れるのが自慢。「だってコレ早いんだもん」
クラスが同じ同級生で、自宅方面が一緒だから時々こうやって登下校が一緒になる。
登下校の道で会うたびにこの会話から始まる。それは、R君が自転車を止めたらの話だけど。
R君は自転車の話しか部活の話をしていればごきげんだから・・・(笑)
「今日はNちゃんは?」Nちゃんて私の友達。「今日は塾で違う方向」
「ふ~~ん」ってR君。なんだか素っ気ないなぁ~~。
「もしかしたら?もしかして?」R君たらNちゃんのことが好きだったんだと思った私は続けた。
「そう言えば、R君は、Nちゃんがいる時は自転車はさんで歩いてないよね♪
私じゃなくいつもNちゃんの隣に入り込むよね」
もっと、もっと私は続けた。「ねぇ内緒にしておくよ。Nちゃんのこと好きなんじゃない?」
R君は「そんなことない」って言いながら
ペダルに片足を乗せ勢いをつけて自転車を走らせた。

あらぁ?本当だった?
私とNちゃんは登下校の時、いろんな話をしながら歩く。好きな人の話もする。
Nちゃんにも好きな人はいるし私も憧れている先輩がいる。時々その話に加わるR君とその友達。
R君からは絶対に好きな子の話は出なかったのはそんな訳があったのか・・・。
そんなことを考えていたら前を走っていたR君の姿は既に見えなくなっていた。
自転車って早いなぁ~~

あたりはますます暗くなってきて等間隔の街灯がはっきり見え始めてきた。
もう少しで農道右側、一軒目の高い塀にたどり着く。
そんな時、後ろから自転車の漕ぐ音が聞こえてきた。今度は誰だろう?
後ろを振り返っても街灯から外れて見えるのはシルエットだけ・・・。
不審者でないとは思ってはみたものの、少し早歩きになった。
ちょうど1軒目の高い塀にさしかかるころ真後ろで自転車の音は止まった。
と、同時に私の左腕が宙に浮いた感覚にとらわれた。
ヤダ・・・誰か!!・・・・・でも、声がでない。反射的にかがみ込もうとしたところ
私の腕をつかんでいるその腕はそれを許さなかった。
高くあげられた私の腕。それについていく私。
私の腕をつかんでいる腕をたどるように見上げるとさっきのR君がそこにいた。


「・・・・・」R君の顔を見た途端、驚きと恐怖が去った安堵感と・・・
何が何だかわからない、涙があふれでてきた。R君は私の腕を離す代わりに
倒れかかっていた私を抱きかかえるように支えた。
私は「こわかったよ・・・驚いたよ・・・」R君の胸の中で泣きながら言った。
「ごめん。ごめん。こんなに驚くとは思わなかった」頭の上からR君の言葉が聞こえた。
うわぁっ大接近。チョッと待って。こんなところ他の人が見たら超誤解。
R君の胸に両手を当て私の体を遠ざけようとしたけど私の背中に回っているR君の腕の力が弱まらい。
「聞いて、間違っているから訂正に来た。俺が好きなのはMなんだ」
少し震えた声でR君は言った。
「T先輩を好きなのはわかってる。でも、MがT先輩を好きになる前から俺は好きだったんだ」
私の背中に回ったR君の腕がまた強くなる。「ねぇ・・・苦しい・・」少し回った腕が緩んだ。
「私、T先輩のこと好き。R君もそれ知っていてたくさんT先輩のこと教えてくれてた。
喜ぶ私を見てR君笑ってたじゃん」


「ちょっと黙って・・・」えっ?R君の胸から顔を離して見上げるとR君の顔が近づいてきた。
私の「待って」の声も聞かず私の唇はR君に奪われた。





                       恋愛ごっこ(始めての告白)1


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